Panasonic CF-S9 腑分けレポート


2010/05/05 YUKI
表題のPCを購入しました
店頭で直ぐに買えて実売も安く、モバイリィティーも高く、しかも性能がいい
買ったら即腑分けしたくなる性格でして、ネットを調べましたが有用な情報がありませんでした
パナは基本的に腑分けが困難なのですが、こいつは今まででもっとも困難でした、せっかくなんでレポしてみます

※フレキのはずし方、螺子の管理法、など基本的な技術はマスターしている前提とします
※保障に関する理解やリスクについても同様です

キーボードをはがす

最初にして、最大の山場です、最も困難な作業です

1:構造を理解する
左CTRLとアローキーの下につめがあります、したがって、上が浮いて、手前に起こして、上に引き抜きはずします
また、キーボードは、薄いアルミでできており、非常に簡単に曲がり、折れます

2:はずし方1
バッテリーをはずし、透明のプラバンが両面テープで3つ張り付いています、これをはがします
はがした後、丸い穴に、マイナスドライバーを刺して、金属の留め金を引き抜きます
キーボードをとめている螺子は4本です、それらしい螺子を取りましょう

3:はずし方2
あとは、両面テープをはがします
キーボードを起こしてはいけません、即曲がります
薄くて硬いヘラを突っ込み、両面テープをはがします
下には、つめと、ケーブルがあるので、注意してください


※ここからはじめました

ちょっと進んだら、のぞいて、螺子のナット、テープの位置、はがれ具合、など確認します
あせるとキーボードを買いなおすことになるので、十分ゆっくりやったほうがよいでしょう


※中盤戦、こんな感じでヘラを突っ込んでます、もう8割がたはがれてます

4:はがし終えました

白いビニールテープをはがし、フレキをメインボードからはずします
小さいコネクタもはずしておいてください
これで、もっとも困難な作業が完了です


※ほとんど曲がらず取れました!

ねじを全部抜く

ただし、CDを開いて、一番手前の螺子は抜きません
CDオープンアクチュエイターが付いていて、この螺子を抜くと機械部品がバラけるので戻すのが面倒です
また、PCカードのフレキも抜いておきます、あとで、メインボードが起こせなくなります
PCカードのレール自体ははずさなくてもOKです
ハードディスクもはずす必要はありません

腑分けする

つながっている箇所はパッドのフレキと、CDオープンアクチュエイターのみです
しかも、すばらしいことに爪がありません、プラパーツが劣化して開きやすくなる心配はありません


※やっとここまできた。。。

メモリ増設

メインボードの螺子を1本抜きます
ディスプレイコネクタと、その隣のLAN関係のコネクタをはずします
メモリ増設のみであれば、右側のフレキなどははずす必要はなく、メインボードを垂直に起こせば作業できます
テープをはがす必要はないです
黒いプラは、小さい黒いテープに隠れ、一本の螺子でとまっていますので、それをはずします


※これくらい起こせば、メモリ交換作業はできます

グリスの塗りなおし

この作業はオススメしません
やる場合、0.8mm厚で10mm*10mm位の大きさの銅版などを事前に準備しておきましょう
白いテープをはがし、右側のフレキをを全部はずし、メインボードをはずします
ヒートシンクは3本の螺子でとまっています


※ヒートシンクも非常に曲がりやすいので注意しましょう


カメラの画質が悪いのは御察しください 2010/05/05 YUKI